'wota'Mac for VideoCard Mania
ビデオカードでいこう
PCI VideoCard for Macintosh
Ver0.9.2.1
個人的収集結果報告
あくまで主観的な紹介ですのでご了承下さい。

【Radius ThunderTX】
 [Radius / 日本版 定価\198,000-]
GLINT-TX搭載。VRAM16MB?(メイン4M + 3D 12M) Thunder3Dの廉価版的な位置付け。
PCIになってからRadiusのビデオカードは値段の割に良い評価を聞きません。確かに20万円近いカードがスピード的にイマイチだったら納得できないでしょう。発色はかなり綺麗なのが救い。これで綺麗じゃなかったら泣くでしょ普通。
QuickDrawRAVE,QuickDraw3D対応。しかし3Dは32000色モードでの動作が前提。(832*624まではフルカラーでも3Dアクセラレーション有り)。でも3Dゲームは無理っぽいです。
J700(
G4カード+OS9.1)でも動作してますが、1024*768全画面QuickTime再生なんかは速度的にダメです。波打ってます。
【#9 Imagine128 8MB】
これも高級で高価格なカードでした。なぜか当方の環境(7500 OS7.6〜8.6/J700 OS7.6〜8.6)では256色以外では動作が変。評価不能。
formac GA名称『ProVision3D』

その後
単に604eやG3についてこれないだけで、601環境ではまともに動作することが判明。…どっちにしろ困ったちゃん。

【#9 Imagine128 series#2 VRAM8M】
DAC240MHz版? 何故かガンマ値がめちゃくちゃ(緑が強すぎ)。OS7.6でも変だから単なる故障か?
スピードには全く不満なし。formac系のカードはキャッシュ効果抜群です。
formac GA名称『Proformance80』
どなたかGA5書き換えユーティリティの在処を教えてください(ってゆーか、あるの?)
その後
やっぱりないみたいですな。
【formac Proformance80Lite (Imagine128#3 8MB)】
発色に定評があるProFormanceII Lite 。DAC220MHz。OpenGL/QuickDraw3D/Raveにも対応。
formac GA名称『ProformanceII Light』
スピード、発色、互換性など、現在でも満足のいく一枚。
その昔MacPower誌が『3dfx対応の最速ビデオカード』という紹介をしており、国内代理店のFocalPointによれば「ドライバレベルで3dfxのビデオカードの機能に対応しています」とのこと(Glide?)。ところが実際にはGlideには対応していない模様。FocalPointのwebでも途中から「未対応」に書き直されていました。ひどいよ…
【ATI Xclaim3D (3D RAGEII) 4MB】
3D RageII+DVD 搭載の前期型Xclaim3D。同ビデオカードには最前期型の「3D RageII」、前期型「3D RageII+DVD」(マーキングが違うだけで性能は同じ?)、そして後期型の「3D RagePro」搭載モデルが存在します。
AtiのRAGEIIチップは、PowerMac5500以降のApple純正機の多くに使用されているだけに癖もなく、MacOS9などの環境下でも問題なく使用可能。
RageII版とRagePro版の性能差はかなりあるものの、RageII版でも32,000色環境などでは、なかなかに高速。 RAVEモードなども動作するため、TombRaderIIなどの3Dゲームも綺麗にプレイできます。(さすがにVoodoo環境と比較するとフレームレートなどは厳しいですが)
画質はATI特有のしっとりした感じ。高解像度(1280越え)では眠い画質。

【Voodoo2 8MB (AT互換機/PC-9821用)】
 [IO-DATA GA-VDII8/PCI]
Mac用でないVoodooIIカードも、3dfxがドライバを公開したおかげで堂々と使用可能になりました。もちろん自己責任での使用となりますが、それまでの他社製Mac用ドライバの改造流用とか、不安定なドライバなどでしか使用出来なかったことを考えると、3dfxの対応には感無量です。
現在我が家ではTombRaderシリーズ専用機となりつつあるPowerMac7500/G3にて快適動作中。
【Voodoo3 2000 16MB (AT互換機用)】
3dfxがドライバを公開するのを待ち続け、公開した当日に速攻で購入。
度重なるドライバーの更新により、現在ではOpenGLやRAVEにも対応。国内代理店経由で3dfx担当者に伺った話によると、Voodoo3のMac版の製品発売は行わないとのこと。Voodoo4/5 のMac版が発売されるので、そちらに力が入っている様子です。
β12-フラッシュにてVoodoo5用ドライバを使用。結構快適。
【Voodoo4 4500PCI for Mac 32MB】
購入日に3dfxが会社を清算し、nVidiaに身売りが決定という報道が!(合掌)
ちゃんとMac版を購入したのにいきなり初期不良。Voodoo4 FlasherにてMacファームを書き込んだところ復帰。
あまり多くに知れ渡っていませんが、Voodoo4もVoodoo5と同様、G3以前のPCI Macでは動作保証がありません。7x00系筐体ではPCIスロットカバーと物理的に衝突するので注意が必要です。ミニD-sub15ピンコネクタの位置が下過ぎなので、下側のネジを外すだけで問題なく装着可能、しっかりと動作します。
【iX3D UltimateRez 8MB】
一時は最速の座に君臨していたビデオカード。TwinTurbo128-3D搭載
既にiXMicro社は無くなっており、サポートも期待できない状態。Apple純正機種に搭載された実績もあるので、それほど困った状態にはならないでしょう。ていうか、ならないで下さい。当時は爆速&発色の綺麗さに感心したのですが、今現在見返してみると、それほど突出しているわけでもないかなー、とか感じてしまうのは時代の流れでしょうか。
発売当初の7万円台 → 怒濤の半額キャンペーンで3万円台 → じわじわと値下がり → 倒産バルク品処分 \6,980- と、怒濤の価格崩壊で、初期購入者はあふれ出る涙を禁じ得ないかも。

【#9 RevolutionIV PCI forMac 32MB withFP】
T2R後継のT2R4(Imagine4)搭載の不遇なビデオカード。SGI1600SWとの抱き合わせ販売では流通していたものの、単品販売はほとんどなかったはず…なのに、一時期大量にバルク品が流通しました。カード自体はImagine4と全く同一仕様のはず。
#9は潰れちゃったし、Win環境の最新ビデオカードと比較するとスペック的に見劣りしないでもないですが、流石はFormac&Imagineの系譜だけあって、テキストのスクロールなんかは本当に爆速。ベンチ云々以前に感覚としてProformance80Liteよりも、やや早く感じるのがナイスな感じ。
でもウチの環境では画面に多少ゴミが発生(泣) とか思ってたらPRAMクリアとかした後、いろいろ使ってたらゴミが出なくなってました。
【余談】
Proformance80Liteのハードウェアズームと比較して、RevolutionIVのハードウェアズームは横座標移動がなめらかです。エミュレータ使用時の拡大画面に便利(^^)
StormSurge + G4カードの環境では、メルコ製ドライバでは画面にゴミ→PowerLogix製ドライバに変更でゴミ軽減、という経緯有り。

【ATI XclaimVR (RagePRO 4MB)】
3D Rage PRO搭載のビデオキャプチャー&ビデオ出力可能な定番ビデオカード。3D RageIIの同製品と比べると3D機能が大幅に向上している模様。 増設用のVRAMは純正ベージュG3の増設用VRAMと互換があるので、比較的入手は楽です。

【ATI XclaimVR 128 (Rage128 16MB)】
Rage128搭載のビデオキャプチャー&ビデオ出力可能な定番ビデオカード。XclaimTV(TVチューナー)も付属しているところがナイスです。 しかもXclaimTVにはACアダプタなどの外部電源が必要ないところがイカス。(専用Sケーブルにてカードから電源供給)こういった細かな点が結構うれしいかも。
純正と言っていいほどApple純正機がATI寄りなので、ドライバとかも心配しなくて良いのがいい感じ。
キャプチャー性能は悪くないと思うけど、さすがにハードウェア圧縮を持っていないので、取り込み後の圧縮処理に結構時間がかかるのはご愛敬。その辺でDeskStudioDRとかをまだ重宝してたりします。


【ATI Rage Orion (Rage128 16MB)】
Rage128搭載の定番ビデオカード。発売がアナウンスされてから実際に流通するまでに、驚くほど待たされたRage128リテール版ビデオカードの末弟。知りうる限り、通常流通・新品の最安値は \13,800-位。その後反発したり、さらには中古相場が異様な高値で推移していたことが感慨深かったりします。G3以前のPCI Macには無難な強化となるクセのないカードですが、クセの無い作りゆえに印象が薄い気もします。

【ATI RADEON Mac Edition PCI (RADEON 32MB)】
定番にして、ある意味Mac用PCIビデオカードの中では最強。とはいっても絶対的な速度や発色が良いカードは別にも存在する。MacOS9以降、MacOS Xでも問題無く動作するなど、純正との相性の良さが一番の魅力。普通の使い方をする分には一番のオススメと思われますが、逆にいえば変な特徴がないので面白くない、とか思っちゃうのは収集癖のあるマニアの戯言なんで無視して下さい。

【Formac Imagine4】
基本的に RevolutionIV とほぼ同一。FPコネクタを装備していないモデルなので、SGI液晶にOpenLDI接続は出来ません。(モジュールは装着可能の模様)。
やはりMacOS9までのPCI環境では最高の部類に入るビデオカードの一つ。発色と速度が素晴らしい逸品。
MacOS X とか全く考えなければ、個人的には Imagine4(RevolutionIV)が一番好み。OpenLDIではなくDVIであれば、あと数年は戦えたかもしれないスペックだけに惜しいですな。

以下、ThunderColor30-1600/Javelin3400XL/TwinTurbo128M8 などと続く予定。
2004年になってもRadeon9200PCIなど、OS9環境下で動作するビデオカードが新たに発売されていることには驚きですが、このページで取り上げる予定は多分無いです。

【注意】
このページの情報内容について当方は如何なる責をも負いません。
検索エンジンで来られた方から頻繁に「Voodoo4/5 Flasherを送ってくれ」とメールを頂きますが、現在手許にありませんので御要望には添えません。それ以前にDOS/V用PCI Voodoo4 のROM書き換えは、Flasherで書き換えても表示できなかったような気がしますが… (当方の成功事例は「新品購入のMac用Voodoo4 Flash不良を復帰」ですのでお間違え無く)
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